私は、よく生徒たちに「将来、何になりたい。」「どんな仕事に就きたい。」と質問しています。中学生ですと、その質問に半数位の生徒が「…になりたい。」「…をやってみたい。」と答えが返って来ます。

先ず、「フライトアテンダントになりたい!」と答えた中学3年生女子の話をしてみようと思います。将来、なりたい職業がはっきりしていた彼女は、小平高校の外国語コースに合格するために勉強し、見事に合格しました。高校卒業後、大学ではスペイン語学科で2つ目の外国語を身に付けようと勉強しています。このように、将来、自分が何になりたいのかはっきりしている生徒は、自分の夢を実現するために勉強しています。つまり、勉強するのは将来の自分のためということになります。

次は、「将来何になるかはまだ決めていない。」と答えた中学3年生男子の話をしてみます。彼は「自分の将来の可能性を狭めたくないから決めていない。」と言ったのです。そう言った彼も、実は、しっかり勉強していました。将来何になるかは決めていないが、勉強は必要だと考えていたからです。余裕を持って、いや、余裕を持ちすぎで小金井北に合格しました。彼の場合は、将来の選択肢を広げるために勉強していたということになります。やはり、将来の自分のためということになります。

最後にもう1人、高校三年生の女子の話をしようと思います。彼女は、今も塾に通っています。小学生・中学生の頃から将来何をやりたいのか分からなくて、今もその状況は変わっておらず、彼女自身困っています。彼女は、私立高校は受験せず、都立一本で東大和南高校に余裕を持って合格した生徒です。高校の内申点もいまのところ4・7あります。将来、就きたい職業は未だ決まっていないのですが、大学には進学しようと考えています。だから、受験勉強をしています。やりたいことが決まってないのに、何故、大学に進学しようとしているのでしょう。

多分、こんな考えがあるからではないかと、彼女と話をしていると思います。ある会社が気に入って、その会社に入りたいと思っても大卒以上の採用しかない場合、高卒ではその会社に入れない。大学を卒業していないとその会社を選択することができない。

つまり、彼女は職業(会社)選択の自由のために勉強し大学に進学しようと考えているのです。

今回は、話が長くなりましたが、3人の例から考えて、何故、勉強するべきなのか分かったと思います。一つは自分の夢を実現するため。もう一つは将来における選択の自由を手に入れるためです。

また、こんな考え方も出来ると思います。本当に一生懸命勉強した人は、自分は何が得意(好き)で何が苦手(嫌い)なのかを自分自身ではっきり分かります。そうすると、自分の進む道もある程度、考えられるようになると思います。

いずれにしても、すべては「将来の自分のため」に繋がると思います。だから、子供の(若い)ときは一生懸命、勉強しておくべきだと思います。